【シニアの恋愛成就】
今年5月、作家でエッセイストの女性著名人Aさん63歳が、69歳の一般男性Sさんと結婚したことが大きなニュースになりました。
もともと若々しく聡明で、年齢を超越した可愛らしい印象のAさんですが、63歳にして初婚!ということに、世間では驚きの声が上がりました。
「お見合い歴30回以上。大学時代から婚活を開始」などを公言し「結婚できない女」の代名詞ともなっていたこの方を代表するように、実はここ数年、50代60代を過ぎた者同士が結婚する「シニア婚」や「シニア恋愛」が急増。
ここでは、そんなシニアのニュースを紹介します。
63歳で初婚も珍しくない時代がやってきた!
①実はシニアの結婚は増えている?!
Aさんは結婚について「これから先は、お互いの健康を気遣いつつ足腰が丈夫なうちにできるだけふたりが好きなゴルフにたくさん行ったり、美味しいものを『これ美味しいねっ』と言い合ったり、くだらないことに笑い合ったり、ときどき言い争いつつ、穏やかに老後を過ごしていければ幸い」などとコメントしています。
このニュースは、シニア婚活中の50代60代に大きな勇気をくれました。
厚生労働省が発表した近年の日本人の平均寿命は、男性80.75歳、女性86.99歳。なんとこれは過去最高の数値とのこと。
この数字を見ても、これからの時間を誰とどう過ごすかは大きなテーマになっています。
②そうはいってもシニアの結婚は難しいのでは…?
いくら寿命も延び、シニア婚活が増えているとはいえ「やっぱり難しいのでは?」という風に思う方もいらっしゃるかもしれません。
同時に、結婚をしない「生涯未婚率」も上がり続けていて2015年の国勢調査では男性23.37%、女性14.06%と過去最高。
これを見るとシニア結婚も含め、結婚自体のハードルの高いものになりつつあるように見えますが50代以上の初婚は、10年前と比較するとなんと1.5倍という数字が出ています。
加えて、熟年離婚・死別した人が改めて結婚を考えるということも十分選択肢として考えられます。
③50歳以上の婚姻件数はなんと3倍に!!
2015年に結婚を届け出た男女のうち、50歳以上だった男性は初婚・再婚含め26502人。
そして女性は14577人。この結果は1980年のなんと3倍だそうです。
実際これだけ多くの人が結婚していると考えると、シニア世代の結婚というのは、案外難しくないように思えてきませんか?
このニュースから見る「シニア婚のメリット」 |
さて、世の中のシニアの心をざわつかせたこのニュースの主人公Aさんは言っています。
「Sさんの情緒の安定した部分は、一緒にいて本当にホッとする。それがいちばんのポイントかも」 「私は情けなるほどカッとなったりイライラしたりしやすいタチ…」 「わがままでお調子者の私のことを上手に操縦し、心を穏やかにさせてくれる能力に関しては、実に巧み…」などと語っているそう。 それらの言葉からは、自分と違う性質を持った人と補いあっていく喜びが感じられます。 そんなAさんのコメントからも感じるように、シニア同士の結婚というのは、実は何よりも精神的なつながりが大きいのではないでしょうか? |